~ブラック企業、労働者は加害者である自覚を!悪いのは経営者だけじゃない~『常識を疑え⑨』

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1.日本の労働環境の悪化が著しい

近年、日本の労働環境の悪化が著しいですよね。

長時間労働、低賃金、サービス残業、過労死。

こんな言葉を頻繁に耳にするようになりました。

 

この中でも特にひどいのは、サービス残業の発生する理由です。

こんなものがあります。

これ以上働くと労働基準法違反だから、帰ったことにして働いてね。

 

・・・?

 

労働基準法って、労働者を守るための法律ですよ?

これ以上働かせることがいけないんです。

お金を払ったらいけないわけではありません。

働かせたらいけないんです。

 

で、これを守る義務があるのは経営者ですが、権利があるのは労働者です。

労働者が告発しなければ、ばれることが無いため、やりたい放題になります。

経営者は散々他所でも叩かれていますから、私が主張するまでもありません。

労働者がこの主張をあまりしない、さらには叩かれることもあまりないせいで大変なことになっています。

 

労働者を守るための法律(これ以上働かせない)が労働者を陥れるために使われている(これ以上お金を払わないで働かせる)

労働基準法なんて労働者にとって無いほうが良いというようなとんでもない状況になっています。

無法地帯以下の劣悪な労働環境です。

こんな風にしたのは働かせている経営者ももちろん悪いのですが、告発しない、従う労働者も悪いことを自覚してください。

 

経営者の非難は他所で散々行われていますから、労働者に向けて言います。

あなたは被害者であることを言い訳に法律を破ることを正当化していませんか?

法律に違反することを許して働く人がいるからこんなことがまかり通るんです。

法律を破って働く競合他社のせいで、真面目に法律を守る企業の収入が減り、労働環境が悪化していくんです。

労働者は被害者でもあり、同時に加害者です

 

自分は働かされている被害者だ。会社が悪い。そんな常識に囚われて思考停止しているのならもう一度考え直してください。

被害者であり、同時に加害者でもあることを自覚してください。

 

 2.労働者は加害者であるが、法律に違反しているわけではない。

労働者は加害者だと言いましたが、法律には違反していません。

労働基準法は、労働してはならない、ではなく「労働させてはならない」という書き方になっています。

なので別に法律に違反してはいないのですが、だからといって放置して良いものでもありません。

法律を破って働く競合他社のせいで、真面目に法律を守る企業の収入が減り、労働環境が悪化していくのですから。労働者は誰も得しません

 

「労働者は加害者であることを自覚するべき」理由はもう一つあります。

 

これは全員に当てはまるものではありませんからあまり深く掘り下げませんが、自分が残業させられてるんだから他の人が先に帰るのが許せないとでもいうように周りの人に残業を強要する人が居ます。

労働者にあるのはこれ以上の労働をしない権利です。

自分がさせられてるからと言って他人に同じことを要求することなど許されません。

大小様々あるとは思いますが無意識のうちに他人に残業を強要してはいませんか?

仕事が終わらないからしかたないですか?

仕事が終わらない原因は本当にあなたにありますか?

残業が常態化しているのなら、仕事量が適切でないだけです。管理職の責任です。

その場合責任はあなたにはありませんから、あなたも帰れば良いのです。

他人を巻き込んで終わらせようとしなくて良いのです。

どうか加害者にならないでください

 

私はこれが原因の一つになり会社を辞めることにしました。

 

まずは意識を持つだけでも良いです。

行動は簡単に起こせるものではありませんから、考えるきっかけにでもしてください。

 

私のように一人で行動を起こして会社を辞めろなんて無責任なことは言えません。

私は他に生活できる道を見つけたからできたことです。

改善には労働者の意識改善が必要です

 

「どうせ辞めない。」「辞められても他の人を雇えばいい。」経営者からそんな風に思われないくらい、労働者全体の意識を変えていければ労働環境は改善できます。

 

あなたが労働者なら、労働環境が悪くなる原因を意識して、行動を起こそうとしている他の労働者の邪魔をしないだけでも少しずつ変えていけます。

 

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